ショートカットが止められない(1)         2008-02-01 

 

パソコンにはショートカットキーという操作があります。

これはせっかちの私のニーズにぴったりです。

切り取りをするのにCtrlキーとVキーを押すーとか

保存するのにCtrlキーとSキーを押すとか。

わずかですが、操作時間が短縮できるので

ショートカット操作は私のお気に入り。

 

この間パソコン上で受けた「ビジネスタイプ判断」とやら…での私の評価が

ふるっていた。

回り道をせず、最短距離でゴールを狙う性格で、

要点を絞り、ミスを避け慎重に物事を進めるため、仕事の安定感は抜群

…いいかえるとマイペースでクールでせっかち…って事でしょうか。

でもそういう性格は、長所にもなり、欠点にもなるのですよね~。

 

松平信綱さんは徳川三代将軍の家光が生まれるとすぐ、その小姓になり、

家光と一緒に育った人です。

家光が亡くなったあと、その子供の家綱くんの扶育に当たりました。

 

その家綱くんが小さかった時分、突然、

部屋の壁を白壁にしろと駄々をごねだした事がありました。

周りのものがそんな事は不可能だと右往左往していると、

松平さんはさっさと壁に白い紙を貼らせたそうです。

幼い家綱くんは満足しました。

 

この話を聞く限り、私は「ほほう、なるほど。いい考えだ。」と感心しました。

この松平さんという人は、私と同じように

「ショートカット大好き人間なのかもね。」と、嬉しくなりました。

まさしく要点を絞り、最短距離でゴールを狙うタイプです。でもね。

 

クライアント(この場合、家綱くん)が注文を出し、

クライアント(家綱くん)が満足する結果を出した

ーこれ以上はナシこれ以下もナシーなんて思うのはオオマチガイ!なのですヨ。

 

その時の大老に酒井忠勝というおじいさんがおりましてね。

彼は言ったそうです。

「それはぺてんだ。しかも何でも思いのままになると

若君に思い込ませる事になるではないか。

それでは後々、天下の政務に支障をきたすだろう。実にけしからん。」

あらら。ものは言いようね。

 

つまり彼の言い草を分析すると

「いいアイディアなんだろうが、なぜ協議しない。」

という事なんです。

 

OLの娘がよくぼやいています。

「会議って始って5分もしたら結果がわかっているような事を、

ああでもない、こうでもないってさぁ。

ことさら、話し合って無駄に時間を使ってる気がするの。むかつく~!」

 

ほほほ。それってまさしく「日本人社会」の特徴なんですぞ。娘よ。

 

最短でベストの答えを引き出すのが、会議の目的なんかじゃない。

みんなでワイワイ、がやがや。

ああでもない、こうでもないとお互いない知恵を絞りあい、

頭を抱える過程こそが会議を開くという事の意味なんですよ。

 

そうやって、みんなで少しずつ、石を積み上げるようにして、

みんなが関わりながら、それこそピラミッド(ベストの結論)の頂上を

目指す作業。

 

「時間と過程の共有」こそーが会議の眼目なんですよ。

そしてそれなくしては日本の社会はありえない。

 

だからそれをしないで、松平さんのように、

最初からポーンとピラミッドの頂上に石を置いてしまうような

(協議なしに結論を出す)というやり方は実にけしからん…という事なんです。

 

小学校の学級会とか。いつも半分寝ていました。

くだらない(?)意見を次々と述べる友達を

「ただしゃべれば良いってもんじゃなかろうが~。」

「どうせ結論は先生が出すんだからさ~。」なんて思ってました。

これはショートッカット的性格の欠点です。

若すぎて協議討論の必要性が理解できなかったのですね。

 

だから大人になってからの同窓会で

「牧さんは、一人だけ大人びていた。」と言われたけれど、

これは「アナタ、私たちの事、馬鹿にしてたでしょう。」って非難でもありますね。

 

いやはや。ただ、退屈で、心ここにあらず…だけだったのですがね~。

 

討論には加わらない。

(この頃から、人の話を聞きながらも、

頭の半分で別の事を考えて楽しむという得意技を身につけた)

 

決められた結果には従う。

(たいてい、まずまずの結果になっていましたし)

面倒くさくなると、トンズラ。

これが長じて、一人が平気になり、一人を楽しみ、

一人でさっさと行動するようになった原因のような気がします。

 

一番楽しかった?のは、母が亡くなった時の後始末。

地方で家庭や仕事を抱えている兄弟親戚の為、

東京に住んでいる私が、ほとんどの処理に当たりました。

 

税理士にあい、弁護士に会い、区役所を回り、

銀行と折衝し、書類を集め、揃え、

その逐一をパソコンで書き出して書類にし、印刷し、

毎週のように地方にいる兄弟親戚に送付。

 

経費を書き出し計算し、1円まで明朗会計し…ほ~んと楽しかった。

恐ろしく面倒な数々の手順を、いかに迅速に最短時間で仕上げるか。

効率よく役所や事務所や銀行をまわるにはどうしたらいいか。

必要な書類はどう揃えるか…等々。

これを考えるのが実に楽しかった!

これは一人旅するときの計画つくりと同じ手順でしたからねぇ。

 

幸せなことに、親戚兄弟は、私のショートカット的性格を熟知していたので

「全面委託」というー私にとってはなんとも嬉しいスタイルを

とってくれたのです。

協議する面倒がないので本当にやりやすかった。

 

遺産問題で親戚がもめる話をよく聞きますが、

我が家では一切そういう話もないまま、

実にスピーディに遺産分割が行われました。

 

私の兄弟親戚は賢かったのよね。

地方でのんびり暮らしながら、面倒な事務処理には全く関わらず、

気がついたら、通帳にがっぽり、遺産が入金されていた…わけですから。

彼らもハッピー。

私もハッピー。

まさに「馬鹿とはさみは使いよう」いやいや。

 

各自の欠点を長所へと使いわける能力…これこそが、

これからの日本のリーダーたちには必要なのよね~。

 

あ、もち、無駄な会議も、

効率悪い団体行動の必要性も理解しておりますよ。ハイ。

 

 

 

 


 

 

         

 

 

         ショートカットが止められない(2)           2008-02-08 

 

せっかちでマイペースの「ショートカット人間」は

迅速に効率よく働きベストの結果をだすわりには、

さまざまな場面で失敗する事が多いようです。

 

前述の松平信綱さんもそうですが、

もっとわかりやすい失敗をしたのは娘ですした。

 

息子より娘の方が、母親に似るようです。

母親の言動を逐一見て育ったせいか、娘の性格が私に似てしまいました。

 

娘の高校では入学するとすぐ、秋の文化祭の用意が始ります。

部単位の催し物の他に、各クラスごとに、意匠を凝らした催し物をだして、

みなで競い合うのが恒例でした。

 

文化祭の期間中には、来場者からの一般投票と生徒からの投票を集めます。

最終日に集計して、どのクラブ、どのクラスの催し物が一番よかったかを

決めるのです。

 

例のごとくクラスで会議が始り、誰が責任者になるか

…ああだこうだと、グダグダと始りました。

私のように半分眠っていればいいのに、娘にはそれが出来なかったようです。

無駄に延々とやくたいもない(?)会議が始り、

いつ果てるとも知れない討議が延々と行われ…。

いらいらした娘は叫んでしまった。

「え~い、面倒だ。私がやるわ!」

 

そしてショートカット人間はフル稼働してしまったのです。

計画、立案、折衝、行動。

テキパキ、テキパキ。

ああせい、こうせいとクラスメートを顎でこき使い、

自分の思うがままの展示物を作り上げたのです。

結果…2年3年クラスを差し置いて、見事、1年生の娘のクラスが

最優秀クラスに選ばれました。

 

そして2年生となりました。

クラス替えでできた新しいクラスなのですが、

前年度の優勝クラス責任者だった娘の手腕(?)が買われ、

その年も娘がそのクラスの文化祭責任者に選ばれました。

娘は張り切って、また刺激的&画期的催し物を考えて、テキパキテキパキ。

なんと、その年も最優秀クラスに選ばれたのです。

ところが…。

 

娘はうかない顔。

「なんかね~。盛りあがらないのよね。うちのクラス。

せっかく優勝したっていうのに、みんなそれほど、喜んでないみたいなのよね。」

 

娘よ…やってしまったのね。

 

「文化祭というのは、みんなで協力しあい、苦労を分かち合って、

クラスメートの連帯感を高める場でしょ。

みんなは貴女のいうがままに動いただけなんだから、

そこから満足感なんか生まれるはずないじゃない。

自分のクラスの催し物じゃなくて、

○子(娘)の催し物を手伝ったーという感じなんじゃない?」

 

古来から名将といわれる方々…武田信玄さんとか、徳川家康さんとか。

部下を集めて、さんざん議論させて、お互い意見を出し合って

全員の意見が出尽くしたと思われた時、

あの意見からーこの意見からーと、それぞれの良いところを引き出し

つなぎ合わせて、

それを最終決定としていました。

日本の大抵の場所ではこういう方式で会議が行われるものです。

でも、この方法は時間がかかります。まどろっこしいものです。

ショートカット人間にとっては地獄です。

 

 

高校の文化祭での手痛い失敗で学習した娘は、その後どうしたでしょうか。

 

大学時代でも会社でも、会議の前半では全くの無言。

後半になると、自分の意見を全面に押し出し、

ごり押しで結論をそこへ持っていく…スタイルだそうです。

また、手痛い失敗をするんじゃないでしょうかねぇ。心配デス。

どうせ似るんだったら、やはりぐーたら猫式

「うつらうつら」or「トンズラ」スタイルを真似るべきだったのでは?…。

 

追記:日本人は集団になると優秀な農耕民族です。

やはり会議は延々と…結論は総意で。

ショートカット人間は

原始時代の狩猟民族時代の先祖帰りなのかも知れません。

うだうだ時間をかけていたら、獲物に逃げられるのがおち。

即断即決が、ポリシーですもの。

 

 

 

 

 

 


 

 

 

         ショートカットが止められない(3)                    2008-02-16 

 

効率を重んじる(?)ショートカット人間は、あちこちで失敗する事が多いものです。

 

主人は貿易関係の仕事で海外にでる事が多いのですが、

最初の頃は「お土産を買わねばならない」みたいな

ヘンな使命感があったらしい。

いわゆる「愚にもつかない」海外土産をしこたま買ってくるので、

往生させられました。

 

「飾るところがないから、お土産は結構」と言うと、

何を思ったのか、毎回スカーフを買ってくるようになりました。

その頃はエルメスのスカーフはまだ珍重されていましたが、

スカーフだってそう、何枚も使うわけじゃない。

親戚に配ったりしましたが、

「どうだ、いいだろう?」と毎回、主人に鼻高々に自慢されると、

うんざりしてきます。

「アナタの趣味はおかしいわよ。」とは言えませんし。

 

「スカーフはもう結構。」と告げると、

次回からは香水を買ってくるようになりました。

彼もなにを買っていいのかわからないのですから、

とりあえず有名ブランドを手当たり次第。

ニオイには好き嫌いがあります。

ちなみに私は目が近くて耳が遠い(笑)。

その分、鼻が大層、効くのです(代替作用ね)。

 

香水瓶は開けないのに、匂う気がする。

ドレッサーの上に瓶が並ぶにつれ、

部屋に混合したようなニオイが充満しているような気がしてきました。

安眠できません。

ある日、まとめて香水好きの三女の妹へと送り出しました。

 

その次がワインね。

私はアルコールをたしなみません。

主人はウィスキー派です。

息子は焼酎派。

娘はビール派。

 

いったい誰が飲むの?

主人は知ったかぶりっこで

「ワインは横に並べて置く物だ。」というので物置の棚に並べました。

 

でもこれってワインセラーに収納しなくちゃ意味ないんでは?

ちなみに1940年ものもワインが、

古毛布の横に置いてあるのっでどうなのよ。

酸っぱくなるだけじゃないのかしらね?

 

 

「ワインが棚に一杯になった。」と告げると、その次は口紅です。

学生時代からCotyが好きで使っていましたが、

それもある特殊なトマトレッドカラーです。

それなのに主人の買ってくる色は彼の好みの(私からすると)

変な色のものばかり。

1ヶ月に1回は出張するわけで、

その結果、2年もすると、ドレッサーの引き出しはCotyが一杯。

「これって年をとったら使う事もあるのかなぁ」と友人に言ったら

「劣化するだけじゃないの?唇が荒れるわよぉ」と言われてしまいました。

 

結婚10年もした頃、とうとうブチ切れました。

「今後一切お土産は買ってこないで。」付け加えてもう、一言。

「今後一切、買い物はしないで。」

 

「必要でないものを正価で買うーほど、腹立たしいことはない」のが

ショートカット人間です。

部屋の飾りを極力押さえ、

シンプルに広く使いたいのがショートカット人間です。

 

「お誕生日プレゼントなんかどうするの?」と聞いて来た主人。

「今後、プレゼントは一切いりません。欲しいものは、

必要な時、バーゲンで買うから結構。」

 

そうそう、主人が買ってくる海外ブランドの服なんか最悪でしたものねぇ。

(実は母にあげていました)

 

「私に何かプレゼントしようと思ったら現金で下さい。

欲しいものを十分下見して、割引セールの時に買ってきますから。

選ぶ作業が楽しいんだし、自分が気に入ったものなら、

おさらに大切につかうから。」

「現金なんて…。」

主人が鼻白んでいました。

 

「小さな親切。大きな迷惑。アナタの趣味を押し付けないで。」

 

あぁっ!言ってしまった!

でも我慢できなかった。

ムダ金を無視できませんでした。

 

主人のお土産やプレゼントを「有難う~」なんて

可愛らしく喜ぶ妻を演じるべきなんですよね。

家計簿が逼迫するレベルの話ではないのだから、

ここはヒトツ目をつぶって夫を立てて…。

賢い女ならそうするでしょう。

娘や息子のお嫁さんにはそれを勧めます。

 

「主人が自発的に」「プレゼントを選んでくれた」

「かなり高価な品」という満足感が100%だとしたら

「緊急に必要でない品を正価で買う」

「趣味でないから使わない」というのはマイナス120%。

この差し引きマイナス20%感が、

効率を重んじるショートカット人間にとっては、

ハラワタが千切れるほど狂おしい。

 

結婚何周年かの時に、ふと思い出したように、主人が現金をくれました。

「これで何か気に入ったものを買っていいよ。」と…。

指輪とかネックレスとかー思ったのでしょうが、

思いなおして不承不承、私の趣旨とうり現金をくれたわけです。

早速デパートに駆けつけ、気合をいれて、何件かはしご。

前から欲しかった蛇皮のハンドバッグを購入。

お釣を添えて、主人に渡しました。

「パパ、ありがとう!これを買ったのよ!大事に使うわね~!!」

 

気に入って買ったものです。

未だに愛用しております。使うたび主人に提示して感謝。

「パパ、ありがとう、買ってもらったこのハンドバッグ、凄くいいわよ。」

 

ここまで感謝されれば主人も本望でしょう。

でも…問題ありますよね。

あぁ、困ったもんですよね。

 

ちなみにその時主人に言いました。

「今後、現金プレゼントは結構です。

欲しいものは、家計簿をやりくりして買いますから。

これから記念日プレゼントのやり取りは止めましょうね。

あと、欲しいものがあったら申告してくださいませ。

せいぜい気合を入れて、安くていいものを買ってきますから。」

 

この間主人が皮手袋を失くしました。

かって「おふらんす」で買ったというお気に入りの品です。

「あれ、高くていいものだったけど、穴が空きかかっていたし、ま、いっか~。

今度出張行った時、新しいのを買ってくるよ。」

…でも次フランス行くのって、いつ?

冬が終わっちゃうんじゃないの?其の間、手袋ナシで我慢するわけ?

 

「とりあえず、間に合わせでこれを使って。」主人に手袋を渡しました。

数日後。

「いやぁ~。この手袋いいねぇ。裏がフリースで暖かいし、

軽くてかさばらないし~。」

ほほほ。そうでしょぉ~。

 

でもそれって、100円ショップで買ってきた380円の品なんですけどぉ。

こういう時、ショートカット人間は生きる喜びをしみじみ感じるのです。

 

 

 

 


 

 

 

          

 

 

       ショートカットが止められない(4)    2008-02-22 

 

効率を重んじる(?)ショートカット人間は、「しらけて」います。

 

この間、ふと思いついて「日本ブログ村」なるところに登録しました。

友達の多くがYahooブログを開いています。

あっちの方がアクセス数が多いんだから、

Gooを止めて乗り換えたら?と常々勧められるのですが、

なんとなくずるずるとそのまんまに…。(ぐーたら猫ですから~)<(_ _)>

 

でも、このごろ。

それほどお店を広げたくはないーでも、もうちょっと、

多めの方に見てもらいたいーと、思うようになりました。

 

…というわけで「日本ブログ村」「「絵画」「パソコン画」というジャンルに

登録しました。

登録する煩雑な手順に苦労したので、登録が成功したらあとはそのまんま。

お絵かきとお稽古ごっこに忙しく、正直、忘れておりました。

 

先日「ブログランキング第一位、おめでとうございます」

というコメントを読んでびっくり?!

総数が40人くらいのところですが、1位になっていたのには、かなりー驚いた。

週間アクセス数が450くらい?!

あらら…こんな多くの方がアクセスしてくださっていたのね。

有難うございます。拙文、拙作、お目汚しで恐縮です。

 

ランキングと言えば…。

以前、参加していたあるお絵かきサイトのハナシですが…。

そこが当日ランキングというのを始めました。

その日にUPされた絵の中で、どの絵に一番アクセス数があったか。

夜中の12時締め切りで、結果が翌日、発表されるわけです。

 

暫くして妙な事に気がつきました。

8時ごろに5~6位をウロウロしているX氏が、

翌日になると、必ず前日アクセス数1位となっているのです。

1回、2回ならそういう事もあるでしょうが、

連日、1位です?そういう珍事が半月近く続きました。

 

あぁ、これは自分アクセスしているな~と思っていたら、

同じサイトのA女史からメールが来ました。

なんと、彼女も「オカシイ」と思ったので、1時間ごとに

各自のアクセス数をメモしているのだとか。

結果、このサイトの多くの人がおかしな行動をとっているらしいと判明。

 

おいおい。

自分でアクセスして数を上げるって…どうなのよ。

みんな60歳すぎたいい大人でしょ?

 

そのうちX氏のやり口に腹をたてたのか、

Q氏が自分アクセスを始めました。

しかも二人でデッドヒートを始めたのです。

 

X氏が20票入れると、Q氏が25票入れかえし、

X氏がまた15票いれると、Q氏が即座に17票いれかえし。

 

そのうちV女史、P氏と次々と参戦。

見ている方としては、結構面白いものでしたけどね。

 

毎日、夜中の11:30になると、自分のパソコンから

自分のブログに必死にアクセスかけ、

12:00締め切りにやっと自分を1位にしてから、安眠したであろうX氏?

 

現役ばりばりだった男性ほど、退職後の自分の存在におぼつかなさを感じ、

家庭内に居場所のない不安感を感じているのでしょう。

そんな中、ふと、始めたPC水彩。

サイトの表示で自分の名が表示される事に快感?を覚え、

さらにそこに会社に替わる「新しい自分の居場所」を感じたんでしょうか?

 

絵をUPする。コメントすればコメントが帰ってくる。

新しい友達の輪が広がる。

でもそれ以上の喜びは、たとえ自分アクセスという自己欺瞞でも、

「俺は才能ある」「俺は人気者」と周囲にアピールできるところ。

 

とりあえず、画面表示で本日トップに表示されれば、

パソコン水彩を知らない家族や孫、近所の人、友人には

「いやぁ、俺が1位でね」なんて自慢できる。

「ほう、すごいですね。いい趣味をお持ちで…」

「おじぃちゃん、すご~い」なんて言われればそこで大満足。

 

俺はPC画を描いているんだーそれなりに評価も高い

ーだから1日中PCの前にいるのは、当然…。

こうして家族(たぶん奥さん)に、大いばりで一日中パソコンの前。

家庭内で自分の居場所ができて、今はもう、大安心?

 

それはそれで、大変いい事です。

これこそ退職後の無聊を慰め、会社に替わる生きがいーになります。

趣味の真髄です。

余分なのは、毎日、せっせとマイページに自分アクセスする事。

 

現状把握&現状認識が大好きな「ショートッカット」人間には

考えられない行動パターンですが…。

 

結局、このサイトはなくなりましたけど。

 

このとき私がサイトに吹き荒れた自分アクセス競争に加わらなかったのは、

まさしく私が「ショートカット人間」だったからです。

 

パソコン画は趣味の一つです。

プロをめざしているわけではありません。

描いていると楽しいから描いているだけ。

お料理と同じ。

作ったからには誰か食べて…その結果

「上手い、まずい」と言われたって作っちゃったんだから

…意見は参考としてお聞きしますけど。

絵も同じ。

描いた本人が満足し、描きあげて「完了」となった話ですから、

その評価に今さら、こだわりません。

 

さらに…。

1アクセス1ポイント計算で1000ポイントたまったら

サービス券とお取替え…というような話なら、

めっちゃ、自分アクセスしまくりますわよ。(当然じゃぁ~。主婦の心得)

 

第一位って、「ショートカット人間」の好きな「花より団子」道には

関係ない話です。名誉、名声、プライド。それがどうした。そんなモンでは、腹がくちくならないゾォ~!!べつにビリだっていいじゃん…というわけです。

 

今回「日本ブログ村」で1位になったのは、嬉しい事です。

それは予想外の方が、私のブログに来て下さったという事がわかったので、

嬉しいのです。

週間アクセス数が450くらいあれば、ビリだって嬉しいのですわよ。

1位でもアクセス数が100以下では、がっかりします。

 

なお、どうしても1位になりたいと言う方がアクセス競争を仕掛けてきても、

私は対抗いたしません。

ショートカット人間は自分アクセスしないのです。

 

また、新しい魅力的な実力者が出てきて、一位脱落をしても、

それはそれで結構。ただしアクセス数は落ちないで欲しい!!

 

みなさま。

これからもどうぞ、よろしく、お願いいたしますね~!